■フェレス キャラ設定
◆名前
フェレス(Pheles)
◆年齢
28歳
◆性別(性自認)
男性
◆初出(初出時の種族)
FF14(ヒューラン/ミッドランダー)
◆行った世界(括弧内はなった種族)
FF14(ヒューラン/ミッドランダー)
◆一人称、二人称
一人称「俺」
二人称「君」「○○くん、○○さん」
◆口調
「ああ。君が○○くん?よろしくね。」
「いいけど……ヴィーダくんに変な事吹き込まないでね。」
「俺が本当は悪い人なんじゃないかって?……どうだろう?……もしかしたら、そうかもね。」
深い紫の少し癖のある長髪、色素の薄い瞳、そして何より顔の刺青が特徴的なヒューラン族の男性。
いつも涼しげな表情で、クールな印象。
細身だがカクカクとした体つきで、自キャラの中では比較的男性的な体型をしている。
夏も冬も関係なく、露出の少ない服を着ている。
全身にびっしり入っている刺青を隠すため。
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主なジョブは機工士。機械を扱うというよりは、銃撃に特化した戦闘スタイルをとっている。
(何故かと言うと普通に頭が悪いから)
戦況によっては、ガンブレードに切り替えてガンブレイカーを務めることもある。
銃の延長のようなものの為扱いやすい様子。
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基本的に面倒事や争い事を好まない。大体の人に対して平等に優しく対応する。
根っから優しいというわけではなく、人間への興味の無さから皆に同じ対応をしているだけ。言い合いになったり、人と関わるのは面倒くさい。
八方美人な性格をしている。常に作り笑い。
しかしヴィーダに対してだけは明らかに他人とは違い、実の親のように暖かく優しく接する。
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自分やヴィーダに危害を加えてくる者に対しては容赦ない。
何かと銃口を突きつけてくる怖い人。
大人っぽくしっかりしたように見えるが、元々堕落した人間なので、自制心はそんなに無い。
ストレスが溜まると、誰も見ていない所で煙草をスパスパ吸ってたりする。
極論、ヴィーダくん以外はどうでもいいと思っているが、唯一ゆらの事だけは尊敬しており、悩みを聞いてもらうこともある。
ゆらにも遊んでいた時期はあったが、フェレスより何倍も大人で冷静なので、やりすぎだぞ!とお叱りを受けることもある。
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人間の生活に興味が無い。1人になるととことん適当になる。
ご飯を食べることも興味が無いので、とても食が細い。お腹がすいたら煙草と酒でなんとかしている時が多々あるが、ヴィーダくんの前では出来るだけ普通に食べるように心がけている。
胃にうまく収めることができず、吐いてしまうこともあるらしい。
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▼以下、フェレスの人生を順に追っていきます
故郷はイシュガルドの雲霧街。
産みの親に捨てられ、孤児院で育つ。
実はフェレスという名は偽名であり、本名は“エーレ・ミスト”という。
Ehre・Mist(エーレ・ミスト)
Ehre…ドイツ語で「名誉」「輝かしい希望」。
Mist…雲霧街の孤児につけられる姓。
元々は両親に捨てられ血縁者もおらず、孤児院で生活していたが、9歳の時に養子として引き取られる。
養親はとても温厚な歳若い男女だった。裕福とは言えないものの、食うに困らないようにしてくれたし、暖かい寝床もあり、隣で一緒に眠ることもあった。
このまま安泰かと思われたが、事態は一転。
イシュガルドは竜詩戦争の真っ最中であり、雲霧街をドラゴン族に襲撃され、目の前で両親を殺されてしまう。
もう何もかも終わりだと、幼いながら逃げる事を諦めかけるが、生きたいという生き物としての本能が彼を一心不乱に走らせた。父の死の間際に必死の思いで渡された、身の丈に合わぬ銃を手に取って。
この出来事が、機工士になるきっかけとなる。
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一人になったフェレスは、まだ12歳。再び孤児院に戻るも、15歳で勝手に孤児院を出ていってしまう。
行くあては無かったが、雲霧街のワル達と仲良くなり、つるむようになった。
同じように孤児であったり、盗みを働かねば生きていけない子供であったり、似たような境遇の者同士で集まって日々を懸命に生きていた。
金も家も名誉も無いが、楽しかった。
煙草、酒、薬物……そこでできることはなんでもやった。刺青もその時彫ったもの。
天涯孤独のフェレスにとってはそこだけが唯一の居場所だった。
汚れ仕事をぼちぼち請け負いながら、何年もそういった生活を送っていく。
気付けば23歳にさしかかろうとしていた。
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周りも大人になっていき、出ていく者や、残り続ける者、竜詩戦争に巻き込まれ死んでいく者、街を護る兵士になる者、それぞれの道を歩んでいく。
フェレスはその中の「残り続ける者」だった。
自分の人生なんてどうなってもいいと、自暴自棄な生活を送っていたのになかなか死ぬこともできず生き永らえていた。
仲間同士の喧嘩も絶えなくなってきた。その痛ましい様をフェレスは見ていられなかった。かといって自分には何も出来ない。なら出て行こうか。でも何処に?自分には帰る場所なんて無い、やりたい事も夢も無い。
こうして悩んでいる間にも、時は無情にも進んでいく。
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そんな矢先、イシュガルドに吉報が訪れた。
千年もの間続いた竜詩戦争が終わるかもしれないと。そんな訳あるかと最初こそ耳を疑ったものの、どうやら本当に英雄様というのは存在しており、その者と、竜騎士エスティニアンの手によって邪龍ニーズヘッグが討たれたというのだ。
ニーズヘッグと1回目に戦った時の事を想定。実際にはまだ倒せておらず、噂だけだった。光の戦士がしっかりニーズヘッグを討ったのはこの後。
英雄は、ウルダハから来たらしいと風の便りで耳にする。
フェレスはイシュガルド以外の街を目にしたことが無かった。ウルダハという街が一体どのようなものなのか。
この街にいても何にもならない。寒くて陰鬱で、お偉いさん方は総じてクソだ。
どうせなら世界を見て回りたいという好奇心と、イシュガルド全体に広がりつつある活気も彼を後押し、外に出ようと決断するまでそう長くはかからなかった。
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25歳。
数少ない荷物を持って出発する。
体全体を覆うマントを着て、顔が見えないようにフードを深く被る。
人に言えない仕事をしていただけに前科や悪名も少なからずあり、何より誰にも気付かれることなく出て行きたいため。
イシュガルド~ウルダハ間を行き来する密輸用の荷馬車があったので、どうにか交渉して乗せてもらい、イシュガルドを後にする。
道中、外はほとんど見えないが、空気中を舞う砂埃やクルザス地方とは全く違う熱気のおかげで、自分がどの辺にいるのかすぐにわかった。
着いた所でこれからどうしようか……などとぼんやり考えていると、御者の怒鳴り声と共に荷馬車がガタガタと音を立てて止まってしまう。
何事だと外を見てみると……なんとミコッテ族の少年が正面に立ち、荷馬車を止めているではないか。フェレスはミコッテ族を生まれてこの方見たことが無かったが、猫のような耳と尻尾を持つ種族だと、本で見たことがあった。
御者に怒鳴られながらも、少年は負けじとウルダハに連れて行ってほしいと懇願している。
もう誰にも加担することなく、自分の意思だけで生きていこうと意気込んで来たのに、何故だか彼を無視できなかった。
「ちょっと、可哀想だよ……。」
声をかけてしまった。
話を聞いてみると、少年はウルダハに行って冒険者になりたいという。小さな身体に剣と盾をたずさえて。
冒険者か……。
そういえば意識したことがなかったが、自分は銃が幾らか扱えるし、冒険者稼業という手もあるのか。あの英雄も、最初はどこにでも居る冒険者だったという。どうせなら、この少年と一緒にウルダハへ行って、冒険者になろう。
そう考えて、御者に無理を言い、少年を荷馬車に乗せてやった。
ウルダハまでの道中、色々と話をしてみたが、見た目に対して言動がかなり幼い印象を受けた。ミコッテ族とはこんなものなのかな?見たことがないのでわからない。
名前はヴィーダというようだ。
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ウルダハに着くなり、御者は荷物を厳重に隠してそそくさとどこかへ去ってしまった。粗方、規制されている薬やらそういうものを密輸しているのだろう。ウルダハはそういった物がよく取引されていると、仲間から聞いたことがある。
それはさておき、少年と一緒に冒険者ギルドへと向かう。まずはここで冒険者登録をしなければ。
冒険者登録をする際、口頭だけではなく、書類にもサインをする。自分の名前はエーレ……だが、過去も前科も隠さねばならない。ではこの名前は使えない。
それにエーレという名前は、自分には贅沢すぎると昔から感じていた。
とっさに「Pheres」とサインした。
悪魔「Mephistopheres(メフィストフェレス)」からとっている。
「Ehre」「Pheres」なんとなく語感と書き方が似ていることからもこの名前に。
少年の様子を見てみると、下手くそな字で、一生懸命名前を書いていた。
「ねーそれなんて読むの?」
自分の書いたサインを指差しそう聞かれたが、文字が読めないのだろうか?自分の名前だけは書けるみたいだけど。ますます不思議な子だと思った。
といっても自分も学が無いから、文字が読み書きできるというだけで、世の中わからない事だらけだが。
「フェレスだよ。これから宜しくね。」
これから2人は、本当の親子のように手を取りあいながら、冒険者として活躍していくこととなる。
この時のフェレスは、そんなこと想像もしていなかった……。
▲やさぐれ時代の名残り。
上から下までビッシリ彫ってある。
彫師や彫ったタイミングがバラバラで計画性も無かった為、なんとなく柄がバラついている。
▲冒険者としてある程度の地位を得たフェレスは、逃げてきたはずの故郷の地を再び踏むことになる。
この時、イシュガルド上層を初めて見たという。当然いい気持ちはしない。
<編集・かとり>
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